身近な事例を使って、改善について知っていきたいと思います。

今回は工場改善でよく聞かれる5S。整理・整頓・清掃・清潔・躾。
中でも、整理・整頓の2Sは真っ先に行うべき基本事項です。

 

よく乱れがちな財布の中身を整理・整頓していきたいと思います。

まずは整理は、「要るもの」「いらないもの」を分けて、いらないものを捨てることです。財布を例にしますと、財布の中身を見てみますと


よくこんな風に、使っているかどうかわからないポイントカード、診察券、図書館のカード、クレジットカード、領収書、お守り、おみくじ(特に大吉)などで入り乱れていることが多いでしょう。

 

こんな状態のときに、整理を行います。
要るものといらないものを分けると

 

こんな感じです。いらないかわからないときは、とりあえず保管です。
この時注意が必要なのは、期間です。いつまでに使わない場合は捨てると決めることです。

次に整頓です。整頓は要るものを使いやすいようにすることです。

財布では、
☑1、要るものを分類します。
☑2、要るものを必要な順に順位づけします。

 

そして、

☑3、要るものを取り出しやすい配置をすることです。

財布で言えば、一番上のポケットほど取り出しやすいです。

 

2S(整理・整頓)だけで、かなりすっきりします。あとは、配置を明確にするため、配置のネームプレートを貼ればよりよいでしょう。(財布なので、ちょっとカッコわるくなりますが)

ちなみに財布の例で言えば、2ポケット満タンのカード入れが、4ポケット余りました
レジや受付で財布からカードが見つからなくて焦ることもありません

 

皆様も一度、身近な2Sからしてみてはいかがでしょうか?