成熟した産業に見える、飲食業界でも改善によって競争優位を築き、成功している企業があります。その名も俺の株式会社です。
俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方
俺の株式会社社長(ブックオフ創業者)坂本氏の上記の本から、改善に纏わる部分をご紹介します。
☑座り作業から立ち作業
俺のシリーズのお店は基本的に、お店の回転率を上げることで、高い原価率でも利益を上げられる仕組みになっています。そのため、基本的に席は立ち席のみ。椅子のスペースを節約し、長居はしにくい状況になっています。
工場の改善においても同様です。座り作業は作ったものを一度置き溜めしてしまう(在庫のムダ)、座るためのスペースが必要になる(スペースのムダ)のため座り作業から立ち作業を目指します。
☑改善の継続で競争優位を築く
本書では「毎日改善して、改善した内容や深さの度合いがある一定量を超えると、誰にもまねができないようなものになる」と述べています。
「俺の」シリーズのレストランで、高い回転率を維持できているのは、日々のオペレーションの改善を進め、効率的なものになっているからでしょう。
本書の坂本氏は、ブックオフの創業者でもあります。ブックオフは、働く人にとって、難しいことは一切ないように、パート・アルバイトでも1週間で店の運営が出来るオペレーションになっているそうです。
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ブックオフも「俺の」シリーズのレストランも、誰でも真似できるビジネスモデルですが、改善の積み重ねで出来たオペレーションは他に真似できない圧倒的な競争優位を築いています。
俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方
今日から出来る改善ポイント
座り作業でムダをつくっていませんか。改善の積み重ねで、他に圧倒する競争優位を目指しましょう |
★回転率を上げることで、高い原価率を維持し、利益を上げる新業態。それに至るプロセスが本書には示されています。是非ご興味ある方は、本書をご参考下さい。